" TAS Superdisc" の ピンク・フロイド 『ザ・ウォール』をナイスプライスで追加しました。

   

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✼  ✼  ✼      28th  Nov,  2020    ✼  ✼  ✼






月末の土曜日だけあって、特に前半とても忙しかったです。(感謝)





ちょっとお客様が途切れたところで。







➽ 16時の追加品は、ロックのナイスプライスLP(上段)と、ブラック系 LPです。











➽ そんな中から、












ピンク・フロイド 『ザ・ウォール』
(CBSソニー 40AP1750/51)
1979年



帯・ライナー無し、ジャケ汚れ。 で、500円なんですが。。。




みなさん、この人気盤。 海外ではこの「CBSソニー40AP規格盤」の評価が非常に高いのはご存じでしょうか。(国内盤LPはこの初回40AP盤の次は 2016年のソニー SIJP22/23のみ)





このソニー盤、アメリカで、いや世界で最も権威のあるオーディオ専門誌『The Absolute Sound』(通称 TAS)誌が選ぶ「TAS Super LP」(TAS Superdisc)に選ばれているのです。




『TAS』誌の編集長以下数名が毎年、 世界中の古今の アナログLPレコードを徹底的に聴き込んで選者ごとにジャンルを問わず「最も音が良いLP」を選んでいます。(古今の、すなわちその年に発売されたものだけではないとうのがポイント)




これが「TAS Super LP」です。





ジャズ・ファンには 2000年代に入ってまもなく、Miles Davis の 『Kind Of Blue』オリジナル盤がモノラルではなくステレオ盤が TAS Superdisc に選ばれたことで、ステレオ・オリジナル盤の相場がモノラルを上回ったことなどでご存じの方もお見えかと思います。




『ザ・ウォール』ソニー40AP規格盤は、"神の耳を持つ男" などと言われた TAS誌の創始者で当時編集長だった Harry Pearson が2014年に Super LPに選んでいるのです。(この年、Harry氏 は死去)




そのときの 300枚はこちらのリンクです。

👉 TAS Super LP > Harry Pearson / 2014





ほとんどがクラシックのLPが 300並んでいる中で見つけるのは大変ですが、真ん中より少し下、「SPECIAL MERIT: Informal」の中にあります。(ちなみに Special Meritは優秀、Best Of The Bunchが最優秀)





ここで、『The Wall』は UKのオリジナル盤ではなく、ソニーの日本盤が一番良い音とされたことで海外での価格は高騰しました。(今でも)




ついでに、ピンクフロイドでは『狂気』も、日本盤の 2ndプレスである 東芝EMIのEMS-80324 が選ばれたことがあります。



👉 TAS Superdisc List 2007






さて、いつも書いているように、音の良しあしはオーディオ装置や聴く人の耳によって異なるもの。




ぜひともご自身の耳でお確かめください。







➽ 17時の追加品は、ジャズの国内盤LP(上段)と US盤 LPです。











US盤 LPは、OJC/Fantasyではなく、いずれも原盤版権保有会社プレス盤です。










ブルーノート、プレスティッジ、コンテンポラリーなどの 1950年代・60年代に全盛を極めたジャズのマイナー・レーベルは、70年代以降は大手レコード会社に買収されたり経営規模を縮小したりしていきます。




代わってジャズのマイナーレーベルのLPの再発売は、 OJC(Fantasy系)やスペインの Fresh Sound といった再発専門の会社が、さまざまなレーベルのアルバムを製造販売していくようになります。



たとえば OJC/Fantasyは、プレスティッジ盤もリバーサイド盤も製造発売しますが、Fantasy所属・契約のカッティング(マスタリング)技師がカッティングするため原盤レーベルの持つ音の特徴は薄れて Fantasyの音になっていきます。




対して、同じ 70年代・80年代プレスでも、原盤版権所有会社、あるいはその親会社がプレスしたレコードは、再発専門レーベルのように画一的ではなく、ある程度のレーベル・カラーを反映した音作りがされています。




今回入荷盤を見ても。。。




Miles Davis 『Kind of Blue』は70年代プレスですが「-1CH / -1DL」と、「-1A / -1A」から始まった Columbia盤のカッティング・マトリクス番号が継承されていっています。(Columbia社は最大手なのでそもそもどこにも買収されていませんが。)



Andre Previn 『And His Pals』も、「-D7 / -D7」と、かなり進んではいますがちゃんと Contemporary社カッティングの通し番号。



もちろん、 OJCや Fresh Sound社、さらにオーディオファイル向けの Classic Records社、Music Matters社、Analogue Productions社 などの再発専門制作会社のプレス盤の音が悪いということではありません。





オリジナル盤は無理。




ではどうするか?




日本盤も良いものがたくさんある。




いろいろなレコードを聴いてみて自分の答えを見つける旅。




それがレコード収集という道楽なのだと思います。。。




道楽?




いや地獄?







それでは皆様のご来店をお待ちしております。



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