大須か、新栄か。 その結論は。


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✼  ✼  ✼     31st  Dec,  2019    ✼  ✼  ✼





大須移転か、新栄のままか? 


今月はじめ、ツイッター上で、当店の移転について、ひとしきりお騒がせいたしました。


ツイッターは消えていってしまうので、店の歩みとしてブログにも経緯を書いておきます。



12月 8日の当店のツイート二つ、
大須は他にも中古レコード店が多く、レコ屋回りに便利。オーディオ店なども多く、よく行くから便利。鶴舞線をよく使うので大須・上前津だと便利。 ・・・等々。 だから、『ラジオデイズ・レコードは、大須エリアに移転したほうがいい。』 という方、「いいね」をお願いします。

 

新栄にも3つの中古レコ屋があり、大須でなくても良い。 東山線沿いの「新栄町」の方がアクセスしやすい。 大須に移転すると穴場感がなくなっちゃうので新栄のままでいい。 ・・・等々。 だから、 『ラジオデイズ・レコードは、今のまま新栄のほうがいい。』 という方、「いいね」をお願いします。



今日は、このことについて結論を申し上げます。



当店は、当初、「試しに2年やってみて、先のことはそれから考える。」

と、スタートしました。

オープン当日の店内は、ご覧のようにエサ箱もスカスカ。






10月に2周年を迎え、なんとかこうして続けていけるのも、お客様のご支援のおかげと感謝しております。






最初の2年間、私が心がけてきたのは次の二つ。


第1は、

家賃・人件費・ホームページ費 等、多くの経費をかけない分、買い取り額を少しでも高くすることです。



第2は、

立地条件が悪い分、それでもわざわざ来ていただけるような工夫をすること。


名駅、栄といった繁華街、中古レコード店の多い大須などと違って、名古屋の人でも地下鉄で 「一度も降りたことが無い」 という新栄町(笑)  おまけにビルの4階。



それでもわざわざ来ていただくには、

他店で500円のものは 180円。1,000円のものは500円で売る。

200円で買い取って180円で売ることだって日常茶飯です。

だとしても マイナスは たかだか20円。 宣伝費と思えば安いもの。 お客様はそれ1枚だけを買うわけでもないですし。




ただ安いだけでも魅力ある店とは思っていただけません。


もう一つ、

他店にあまりないもの (=それなりにレアな盤、内容や音質の良い盤)をなるべく多く揃える。


これは、日本盤の再発だけれど非常に音が良い。
無名なバンドだけどとても内容が良い。
3rdプレスだけどオリジナルに迫るほど音がよい。


他店よりも、このような盤とちょくちょく出会える店でありたいなあと。





移転して、良い場所で、下層階の目立つ店になっても、家賃が高くなってしまいこれまで皆さんに支持していただいてきた当店の 強み を失ってしまっては、他店と同じになってしまいます。



ツイッターをご覧になったという皆様のお声なども聞かせていただき、新栄にとどまることにいたしました。



ツイッターの「いいね」をいただいた結果も

大須 17 : 新栄 65



この大差をみて、

地下鉄や車でどちらが便利。とか
 
他店もあってハシゴに便利。とかではなく、

 
ひょっとすると・・・


「ラジオデイズは今のまま新栄でもまた行くよ。」っていう方も含まれているのかもと思いました。





ただし、同じビルの3階に移ります。


エレベーターもない古いビルなので、買取で多くの枚数をお持ちいただく方、おみ足を悪くされている方など、少しでも低い階がよいでしょう。



ということで、引越しのため1月14日~16日まで休業いたします。


3階新店舗での営業再開は、17日(金)からとなります。(予定)


 
 

それでは、新年 1月2日の皆様のご来店お待ちしております。
 
 


 
  


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山下達郎、ジミ・ヘンドリックス、コルトレーン、リー・モーガン・・・



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✼  ✼  ✼     26 th  Dec,  2019    ✼  ✼  ✼





山下達郎、大瀧詠一、ジミ・ヘンドリックス、コルトレーン、リー・モーガン 等のLPを追加しました。








和モノは、



シュガーベイブ 『ソングス』
(CBSソニー 27AH1240 帯付き)

山下達郎 『ビッグウェイブ』
(アルファ・ムーン MOON 28019)

山下達郎 『オン・ザ・ストリート・コーナー2』
(アルファ・ムーン MOON 25004)

大瀧詠一 『ナイアガラ・ソングブック2』
(CBSソニー 23AH1777)



ロックは、


Jimi Hendrix / Band Of Gipsies
(英 TRACK 2406 002 )
黒 マト-1/-1 2nd ワイト島カバー

Jimi Hendrix / Smash Hits
(英 TRACK 612004 )
黒 マト-2/-2  これで初回マト
モノラル盤 
ジャケ裏MONO表記なしの2nd

Jimi Hendrix / In The West
(英 TRACK 2302 018 )
黒 マト-1/-2 これで初回マト

Jimi Hendrix / Rainbow Bridge
(米 Reprise MS2040)
Tan Wなし オリジナル盤

ほか、
Jimi Hendrix / Are You Experienced
(米 2019年プレス)
BG刻印 モノラル 重量盤
バーニー・グランドマン カッティング



JAZZ は、


Clliford Jordan / Starting Time
(JAZZLAND 952, 黒BGP DG)

John Coltrane / Giant Steps
(Atlantic SD-1311 片DG 片B'fan 片W'fan)

Leroy Vinneger / Leroy Walks Again
(Contemporary S7608 黒DG)




そんな中で今日の1枚は、


Lee Morgan / The Rumproller

(Blue Note 84199 NY/NY 両耳)



なんと言っても A面2曲目 「Desert Moonlight」 の存在が我々日本人には印象深いアルバムです。


ところが、22歳の息子とかに、この 「月の沙漠」 のメロディを口ずさんでも 「はじめて聞いた」 と答えたほど今の若者にはなじみのない曲のようです。


作詞・作曲は大正末期。


私たちの世代は、たぶん小学校の音楽の時間に習って知っているわけで、確かに今の時代、街やテレビなどでこの曲が流れることは無くなってしまっているのでしょう。


子供のころ、「砂漠」 と言えばこの曲が条件反射のように頭に浮かんでいた、いや、今でも浮かぶという方は多いでしょう。



まあ、お若い方も一度、この童謡を聴いてみてください。


♬ 伴久美子 『月の沙漠』(1951年, 昭和29年)


井上陽水や山崎ハコのバージョンで聴いた人もいるでしょう。



これを、リー・モーガンがジャズにすると、

♬ Lee Morgan / Desert Moonlight (1965年)




同じ、リー・モーガン(tp)、ジョー・ヘンダーソン(ts) の 2フロント・クインテット作品 『ザ・サイドワインダー』 The Sidewinder (4157番) がアメリカでも日本でも何度も何度も再発されているのに、こちら『ザ・ランプローラー』 はなんと冷遇されていることか。


こっちの方が好き、という方も多いのでは。。。





さて、ここからはいつものようにオリジナル盤云々のはなし。


このアルバムは、コーエン本では、モノラル4199番は DGなしですが、ステレオ84199は 片面DG となっています。


今回の入荷盤はステレオで DG無し です。


オリジナル盤を集めているお客様などは、それだけで購入を見送ったりされます。そして、片面DG盤を探し続けても 10年以上出会わない、とかよくありがちです。



こういう場合、私は Popsike というサイトを活用しています。


このサイトは、一定期間にアメリカのオークションサイトで、実際に成立した取引を一覧できるものですが、 落札価格以外にいろんな情報を得ることができます。



たとえばこのアルバムを 「morgan 84199 DG」 と検索すると、過去16年間で、2件しかヒットしません。「morgan 84199 deep」 でも 0件。


DGなしはどうか、

「morgan 84199」 だと 143件。これだとLiberty盤とかも含んじゃうので、

「morgan 84199 ny」 にすると 36件、
「morgan 84199 new york」 が14件。


ステレオ盤NEW YORKラベルにおける DGありの出現率は 50分の2という概算。


こういうケースは、DGなしでも 「2ndプレス」 というよりは 「準オリ」 表記でよいのかと。






それでは、本日も皆様のご来店お待ちしております。  

  



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ツェッペリン、コステロ など ロックのカセット(US盤)を追加しました。

 
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✼  ✼  ✼     22nd Dec,  2019    ✼  ✼  ✼






ロックのカセット(US盤)を少々追加しました。

カセットがぼちぼちですが売れるようになってきました。
 
 
名古屋はまだまだのようですが、東京では結構なムーブメントだそうです。
 
 


 
 
 
 
当店も少しずつ入荷しております。
 
 
東京のブームは新品ミュージック・カセット中心のようですが、当店はすべて Used 品 ですので、問屋さんに注文すれば入ってくるわけでなく、すべて1点もののある時買いです。
 
 
 
当ブログでも以前に取り上げましたが、カセットならではの良さも多く、店で鳴らすと、お客様の目線が 「んっ」 と 一瞬ふと上がる方がみえるように、とても魅力的な音のものも少なくありません。 (あくまでも盤質チェックです。。。)
 
 
 
なんとも見た目がかわいいし、お値段もかわいい(笑)。 どれもせいぜい1,000円台です。
 
 
 
 
 
 
 
 

もちろん好きなアルバムは、LP、CD、カセットを揃えてみたくなるでしょうし、聴き比べも楽しい。


こんなのも入荷。




Paul McCartney / Flowers In The Dirt


LP: Capitol  C1-91653 米オリジナル盤
CD: TOCP-6118/19 日 東芝 2XCD
Cass: Capitol C4-91653 米オリジナル盤

(今回に限りセット販売のみとさせていただきます。もちろん1セット限りです。)



なお、カセットデッキは、ハードオフがおススメ。 ちゃんと3ヵ月保証が付いたものを売ってます。




それでは、本日も皆様のご来店お待ちしております。   
  


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Judee Sill 『Judee Sill』 (Asylum SD-5050) の USオリジナル盤 について


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✼  ✼  ✼     17 th Dec,  2019    ✼  ✼  ✼






ジュディ・シルの 1st アルバム オリジナル盤 を追加しました。










Judee Sill  『Judee Sill』
(Asylum SD-5050, 1971年)
Promo White Label, Preswell pressing.
Unipak cover  disc: NM- / cvr: VG
Sold !





イーグルス、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、トム・ウェイツ ・・・ 




SSWファンのみならず全てのUSロック・ファンに親しみ深いレーベル 「アサイラム」 Asylum の 記念すべき最初のLP。




少なからぬレコードファンの皆さんが 「生涯の愛聴盤」にあげる名作でもあります。







2000年代に入って欧米でアナログ再発されると一気にオリジナル盤の価格が上がりました。


(Dan Pennなんかもそうですが、一部の人間にひっそり愛聴されてきた70年代のこの手の渋い作品が再発盤が出ることによって衆目の集まるところとなりオリジナル盤の価格が世界的に跳ね上がる例が大変多いです。)









3ヵ月ほど前には6枚あったのですが、とうとう最後の1枚になってしまいました。 次回入荷は未定です。ラストはレアな白ラベル盤。 お探しの方はこの機会にどうぞ。








そこで、今日は6枚あったときに色々比較してみたことを記事にしてみます。







 

アサイラム(アトランティック系)に限らず、アメリカの大手レーベルは1つのアルバムでも初回発売時から全米各地の複数のプレス工場(会社)で製造することが少なくありませんでした。



このあたりの話は、ネット上に多くの方が記事にしてみえますので、今回はジュディ・シル盤に限って書きたいと思います。






当店に在庫していた6枚は、5つのバリエーションがありました。(1組は全く同一盤でした。)





まずは、プレス工場の違い、








センター・レーベル下部、赤い囲みの部分が工場(プレス会社)記号です。



それぞれ次の工場で製造されたことを表しています。



PR = Presswell Records Manufacturing Company (Ancora, NJ)

MO = Monarch Record Manufacturing Company (Los Angels, CA)

RI = Philips Recording Company, Inc (Richmond, IN)




Discogsでも、この3工場の盤しか載っていません。(Club Edition盤を除く)
👉 Discogs "JUDEE SILL / Judee Sill" 全てのバージョン





東海岸、西海岸、内陸の3工場、広大なアメリカですので流通コストなどを考えてのことででしょう。







ちなみに、このレコードのいわゆるレコード番号は 「SD-5050」ですが、工場記号の前の数字は「マスターテープ番号」です。



この場合、 「ST-AS-712303」 =  「ステレオ - Asylum - 1971年の2303番」 を表します。(B面は 712304 なのでマスターテープはサイドごとで別々ということ。)







続いて マトリクス末尾記号です。
今回、話をシンプルにするためにマトリクスは A面だけを例にとって進めます。



【参考】 → 当ブログ 『レコードのカッティングとマトリクスのこと。』 (2018年7月31日)





 
 PR (1) =   - A
 MO (1) =   - AA            
PR (2) =   - B
 MO (2) =   DD-RE
 
 RI =          - AAA-1
 
赤字 は文字が薄いことを表す
※ PR(2) はプロモ白ラベル盤


 
 
まず文字の濃淡についてですが、当ブログで以前にも書きましたが、レコード盤面上で 「凹」 であらわれる刻印・文字は、ラッカー盤かメタル・マザー盤の段階で刻まれたものです。
 

 
軟らかいラッカー盤に刻まれた文字は深くくっきりとしていて、粘土板に文字を書いた時のように「トメ」の跡が見られます。

一方メタルマザーに刻まれた文字は金属板に鋭利な突起で書かれた感じです。
 
 
 

(上掲MO(1)を拡大したもの。左がラッカー盤、右がメタルマザー盤段階で刻まれたと考えられる)
 
 

 
PR(1)、MO(1)、RI の3枚は、「712303-Aまでの部分」 の筆跡は完全に一致しています。(すなわち同一カッティングのラッカー盤起源ということ)


 
そして、MO(1) は「-AA」、RI は「-AAA」と Aが追加して書いてありますが、追加分は文字が薄くメタルマザー段階で刻まれたものです。

 

 
つまり、おそらく PR工場で、
 
① 1枚の ラッカー盤(音溝は凹)
 ⇩
② 1枚のメタル・マスター(凸)
 ⇩
3枚のメタル・マザー(凹)
 
 

 
と製造され、③メタルマザーの段階で、PR工場で使うものは「-A」のまま、MO工場で使うものは Aを一つ追加、RI工場で使うものは Aを二つ追加したということと考えられます。

 

「-A」「-AA」「-AAA」の3枚のメタルマザーは続けて製作され、1枚目でも3枚目でも原理的に摩耗のない「電鋳」(メッキ工法の一種)によって作られていて音質的に優劣・差異は無いと言えます。



また、A、AA、AAAの順は電鋳複製された順番通りとも限らないので、この3種は全て初回マトリクスであると考えて良いと思います。

 
 

 Aが初回で、AAが2nd、AAAは3rd という経時的な序列という立場は私はとりません。(当然、PR工場のものが初回なので一番良い音だという説にも与しません。)



 
一方、PR(1)、PR(2) は同一人物の筆跡と思われますが、「-A」、「-B」と違っているので別カッティングです。当然、数字部分の文字の筆致も一致していません。(似ているが二つ目の「3」の違いで明白)
 
 

さらに MO(2) はマトも 「D」 と進んでいますし、筆跡も別人かのようにも見えます。 これは明らかに別人による レイト・カッティングでしょう。
 

 



マトリクス末尾というのは、Discogs などで単に字面だけを見て 「Aがあるから AAはレイト・カットだ」などと決められないものだと考えます。



筆跡、文字の濃淡、刻印の場合文字列の並びの揃い方、文字部分の凹凸、各レコード原版の製造工程などを総合的に考えて判断することが必要だと思います。






また、今回の PR(1) が「-A」、プロモ白ラベルのPR(2)が 「-B」であるように、プロモ盤が初回カッティング盤ではない例も多々あるわけです。



したがって 「プロモ盤は音が良い」 という説の根拠たる 「プロモ盤は一般流通盤に先立って製造されたもの」 というのも一概には言えないわけです。





今日は、ちょっとマニアックな話になってしまいました。。。






(追記: 私は当ブログの中で 「マトリクスやマザー番号が若いレコードは音がよい」 とは一言も書いたことはありません。マト1・マザー1起源のスタンパーで3,000枚目にプレスされた個体より、マト5・マザー5とかで最初のほうにプレスされた個体のほうが音の鮮度が高いことは大いにありえます。 
若番マト、若番マザー等の個体が音質の差以上の高値になっているなど、マト番マザー番だけが一人歩きしている状況は好ましくないと思っています。 もちろんミックス違いとかラウド・カットなどの価値は認めますが、レイター・マト盤や日本盤も含め、お値打ちな価格で良い音の盤を探すというのがレコード集めの楽しみの一つだと思っています。)



それでは、本日も皆様のご来店お待ちしております。
 
 


 
  


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キンクスと私の10分間。



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✼  ✼  ✼     13th  Dec,  2019    ✼  ✼  ✼






キンクス、ブルーノート、和モノ女性シンガー 等のLPを追加しました。











和モノ女性シンガーソングライターは、



竹内まりや 『リクエスト』
(アルファ・ムーン MOON-28047 カード付)
1987年初回盤。『Variety』に次ぐ7枚目のアルバム。全曲で山下達郎アレンジ。
Sold !

当山ひとみ 『セクシィ・ロボット』
(日本コロンビア AF-7224)
1983年初回盤。
Sold !

彩恵津子 『デリケーション』
(コンチネンタル CI-42)
1986年初回盤。
Sold !

河合奈保子 『スカーレット』
(日本コロンビア AF-7429)
1986年。全曲で作曲を行った"SSW" 河合奈保子の初回作。
Sold !





ジャズはブルーノートのUS盤、


Paul Chambers / Whims Of Chambers
(米Blue Note 1534 UA♪)
Sold !

Sonny Clark / Cool Struttin'
(米Blue Note 1588 青白UA)
Sold !

Lou Donaldson / Light Foot
(米Blue Note 4053 LIB/UA)
Sold !

Jackie McLean / Jackie's Bag
(米Blue Note 4051 青白UA)
Sold !





ロックは、、


Kinks / Kinks
(英Pye NPL 18096)
モノラル・オリジナル盤
マトA-2T / B-2T (=初回マト)
Sold !


Kinks / Kinda Kinks
(英Pye NPL 18112)
モノラル・オリジナル盤
マトA-1 / B-1(=初回マト)
Sold !

Kinks / The Kink Kontroversy
(英Pye NPL 18131)
モノラル・オリジナル
マト A-1S / B-1S (=初回マト)
Sold !

Kinks / Face To Face
(英Pye NPL 18149)
モノラル・オリジナル盤
マト A2 / B-1 (Discogs上は他に A1/B2、 A2/B2があり)
Sold !










➽  今日のロックは キンクス のUKオリジナル盤です。










キンクスは私をレコード地獄に導いたロック・バンドです。








1980年、当時高校3年生だった私は、いつものようにNHK-FMの「軽音楽をあなたに」をタイマー予約して学校に行きました。







この日は、キンクスの新譜、2枚組ライブ・アルバム 『ワン・フォー・ザ・ロード』が全曲丸々放送されました。







当時の私は、好きなアーティストだろうが知らないアーティストだろうが、とにかく一度録音(=エアチェック)してみて、気に入れば残し、気に入らなければ消す、ということをしていました。










キンクスは名前と、彼らの最初の大ヒット曲 「ユー・リアリー・ガット・ミー」(1964年)ぐらいしか知らないあんまり馴染みのないバンドでした。














この日の録音テープを聴いた私は、一発で気に入り、ナレーションの入ったテープでは気に入らず、さっそく日本盤LPを新品で購入しました。









ライブ・アルバムですから、彼らの各時代の代表曲が入っていますし、ステージバンドとしてベテランならではの安定感とパッションに溢れたこのアルバムからキンクスに入門できたのは幸運だったのかもしれません。

















そして2年後の1982年2月、なんとキンクスは奇跡の初来日。
















➽  京都の大学の1年生になった19歳の私は大阪公演に行きました。









ほとんど、『ワン・フォー・ザ・ロード』 と同じ構成。 聴き馴染みのある曲ばかりなので生のステージ演奏に没入できました。









ライブが終わって、遅い電車で京都の下宿に帰った興奮冷めやらぬ私は、布団の中で考えました。














キンクスは明日は東京公演だ。












きっと明日の午前中に飛行機か新幹線で東京に移動する。














伊丹空港か新大阪駅に行けば彼らに会える。















興奮でろくに眠れもせず、翌朝早くの阪急で大阪に向かった私は、伊丹空港に行きました。














しかし、空港は広く、どこで待つのが良いかもわからない。おまけに時計は正午を回る。














無理か。














私はあきらめかけましたが、広い空港で待つより、新幹線駅の方が確実に会える。と思い、作戦変更、新大阪駅に向かうことにしました。














外タレの移動情報など皆無、ネットで様々な情報が手に入る今とは違い勘だけが頼りでした。













で、新大阪駅到着。時計は1時を回っていました。



















しかし、キンクスは、ちゃんと私の前に現れてくれました。













レイ・デイヴィス、デイヴ・デイヴィス、ミック・エイヴォリー  ・・・ メンバー全員 !!!
















私以外に彼らを待つファンは無し。













当時の現役バンドでは、ストーンズ、ザ・フーと並ぶUKロックの大御所も、日本ではそれぐらい ”マイナー” なバンドだったのでした。












そのときにメンバー全員からもらったサイン入りの 『ワン・フォー・ザ・ロード』 と US盤 『Face To Face』 は今でも私の青春の大切な宝物です。










LP2枚に全員にサインをもらえるほどの独り占め状態 (笑)









余談ですが、大阪駅に現れたのはキンクスのメンバー以外にもう一人。












当時レイ・デイヴィス(37歳)が付き合っていたプリテンダーズのクリッシー・ハインド(30歳)もご一緒だったのです。 (翌年二人は結婚。のち離婚。)











呼び屋さんの配慮だったのでしょう。プリテンダーズの初来日公演も同じ時期に行われ、日程もレイとクリッシーが一緒にいやすいように組んであったのです。














で、私は 『ワン・フォー・ザ・ロード』 の方にはクリッシーのサインももらっちゃいました。












その時、クリッシーが一瞬レイを見て






 「え、ワタシもいいの?」 






みたいな可愛らしい表情をしたのは今も目に焼き付いています。。。














キンクスのメンバー全員にクリッシー。













ファンは私だけ。













LP2枚に全員のサインをもらえるぐらいの 「10分間の夢の時間」 。














19の冬の大切な思い出。。。




















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今日は ピンクレディ 見本盤シングル 等を追加しました。


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✼  ✼  ✼     6th  Dec,  2019    ✼  ✼  ✼






昭和最後のスーパーアイドル  ピンクレディ。


ピンクレディの 見本盤シングルが少々入荷しました。


見本盤なんて別に珍しくないしねっ、ていうなかれ。

ピンクレディの見本盤って案外見かけないんじゃないですか。


たくさん売れた盤は、比率からすれば見本盤に出会う確率は低くなるのは当然。 逆に売れなかったレコはやたら見本盤見ますしね。

見本盤しかないんじゃないの?っていうのすらある(笑)






 

ここで、ピンクレディのシングルのおさらい。。。


ピンクレディは全22曲のシングルレコードを出しましたが、デビュー曲から10曲目の「カメレオン・アーミー」までの勢いは、当時中学生だった私から見てもアイドル史上別格の凄まじさでした。


とりわけ、昭和52年と53年には 3・6・9・12月と出した各 4曲がすべてオリコン1位と、日本の音楽史上、後にも先にもないヒットメイカーぶりでした。

すべて、作詞は阿久悠、作曲都倉俊一のゴールデン・コンビ。


※  今回の入荷盤には、マトリクス末尾を記しました。


1 ペッパー警部        
1976 (S51)年 8月
最高 4位
入荷盤: -A -111 / -B -121

2 S・O・S     
1976 (S51) 年11月
最高 1位
入荷盤: -A -110 / -B -115

3 カルメン'77 
1977 (S52) 年3月
最高 1位

4 渚のシンドバッド
1977年(S52) 6月
最高 1位

5 ウォンテッド(指名手配) 
1977 (S52) 年9月
最高 1位

6 UFO  
1977 (S52) 年12月
最高 1位
入荷盤: -A -124 / -B -124

7 サウスポー
1978 (S53) 年3月
最高 1位
入荷盤: -A -112 / -B -111

8 モンスター
1978 (S53) 年6月
最高 1位
入荷盤: -A -114 / -B -111

9 透明人間  
1978年 (S53) 9月
最高 1位

10 カメレオン・アーミー
1978 (S53) 年12月
最高 1位


この次、11作目の 「ジパング」 は最高 4位となり、以後 1位となる曲はありませんでした。






見本盤とは、放送局や音楽評論家、さらには街中のレコード店などに配布された販促品です。

中古レコード店などでは、「プロモ盤」、「サンプル盤」 などとも呼ばれます。



大半は、ジャケットは市販品と同一で、レコードのセンターラベルに、「見本盤」 とか 「Not For Sale」 などと書かれています。

また、一部は今回のピンクレディのように 「白ラベル」 といってレーベル固有のカラーのラベルであはなく、白地に黒文字だけのシンプルなものでした。



当時、レコード会社の営業をされていた方に聞くと、営業マンは新曲が出ると一人10枚~20枚ぐらい渡されて営業先に配った、とのことですのでまあそんなにレアなものではありません。



ただ、普通に考えれば発売日よりも前に配布するため、プレスが早く音の鮮度が高いとされ収集対象としている方も少なくありません。

(レコードはプレスを重ねるたびに原版の摩耗が進み、製造されたレコードの音質が劣化するとされる。 👉 当ブログ記事 『レコードのカッティングとマトリクスのこと』(2018年7月31日) )





なお、今回入荷分の中で、「S.O.S.」 には、ジャケットに 「モールス信号カット分」 と書いた紙が貼り付けてあります。



本来この曲の冒頭には S.O.S のモールス信号音が効果音として入っているのですが、当時、ラジオ放送であっても S.O.S信号を鳴らしてはいけないことになっていたらしく、放送局用に配布されたと思われるこの見本盤でははじめから効果音が入っていないというわけです。


レーベル面のレコード番号も本来の「SV-6128」 ではなく、「TLP-3002」 となっています。

当然、別カッティングなのでマトリクス記号も固有のもの。



前にも、この曲の見本盤でジャケット右上にテープを剥がした糊跡があった盤を見たことがありますので、そういうことだったのかと合点がいきました。


当然、当時のまま剥がしてないもののほうがオリジナル性は高いかと・・・(笑)








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和ロック、モニカ・ゼッターランド、フレイミン・グルーヴィーズ などの LPを追加しました。


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和ロック、モニカ・ゼッターランド、フレイミン・グルーヴィーズ などの LPを追加しました。







和モノは、


めんたんぴん 『Ⅱ ・ 夕焼けまつり』
(フォノグラム FX-6049)

ソー・バッド・レビュー 『ソー・バッド・レビュー』
(フォノグラム FW-5013)

アフェクション 『シルバー・レイク』
Affection / Silver Lake
(米 TBP TBP003)

BOX 『Box Pops』
(CBSソニー 28AH5039)
杉真理、松尾清憲



他にも関連アルバム追加してあります。









ジャズは女性ボーカルから、


Monica Zetterlund / Waltz For Debby
(SWEDEN Philips  6378 508)


Monica Zetterlund / Ahh! Monica!
(SWEDEN Philips 08211)

Chris Connor / Chris
(米 Bethlehem BCP-56 Boxed Emblem DG)

Chris Connor / This Is Chris
(米 Bethlehem BCP-20 Laurel Leaf DG)







ロックは、


The Flamin' Groovies / Teenage Head
(米 Kama Sutra KSBS 2031 2nd)

Flamin' Groovies / Shake Some Action
(米 SIRE SASD7251 オリジナル盤)

Flamin' Groovies / Now
(米 SIRE SRK6059 オリジナル盤)

The Flamin' Groovies / Jumpin' In The Night
(米 SIRE SRK6067 オリジナル盤)





私の大好きなロックバンドの一つ、私が勝手に " フレイミンズ " と呼ぶ The Flamin' Groovies です。




アメリカのバンドですが言わばパブ・ロッカー的な職人集団。うけることなら何でもこなせるからカバー曲も多いですがさすがの演奏。イギリスでパブ周りをしていた時期もあったようです。




自分が中古レコ屋をやったら最も店頭に並べたかったグループの一つでもあります。





60年代から活動し、現在も現役バリバリ、欧米では根強いファンを持つ実力派バンドですが、レココレとかにもほとんど記事になったことが無く日本ではあんまり知られてません。





海外で人気が高い、ということはアメリカの中古屋でも70年代の Sire盤に30ドルぐらいついているので、日本の中古レコ屋が買い付けに行ったとしても利益が出ないので見送らざるをえないということになります。 必然、日本の中古屋さんで見かけることはあんまりありません。





日本でのCD化もあってもせいぜい1回ぐらい、中期の代表作とも言える 『Shake Some Action』 ですら日本未CD化(!!!)。




10枚ほどある彼らのアルバムはどれも高水準。




EPIC、Kama Sutra、Sire とレーベルを移籍する彼らですが、今回入荷は70年代後半のSIRE時代の最も脂の乗り切った時期の3作品など。




スタイル的には・・・・・ とか書くよりも、とにかくカッチョイイ演奏を聴いてみてください。




♬ Flamin' Groovies / Shake Some Action (1976年)


♪ Flamin Groovies / Yes It's True (1976年)


♬ Flamin' Groovies / Between The Lines (1978年)




それでは、本日も皆様のご来店お待ちしております。  

  


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