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✼ ✼ ✼ 17 th Dec, 2019 ✼ ✼ ✼
ジュディ・シルの 1st アルバム オリジナル盤 を追加しました。
Judee Sill 『Judee Sill』
(Asylum SD-5050, 1971年)
Promo White Label, Preswell pressing.
Unipak cover disc: NM- / cvr: VG
Sold !
イーグルス、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、トム・ウェイツ ・・・
SSWファンのみならず全てのUSロック・ファンに親しみ深いレーベル 「アサイラム」 Asylum の 記念すべき最初のLP。
少なからぬレコードファンの皆さんが 「生涯の愛聴盤」にあげる名作でもあります。
2000年代に入って欧米でアナログ再発されると一気にオリジナル盤の価格が上がりました。
(Dan Pennなんかもそうですが、一部の人間にひっそり愛聴されてきた70年代のこの手の渋い作品が再発盤が出ることによって衆目の集まるところとなりオリジナル盤の価格が世界的に跳ね上がる例が大変多いです。)
3ヵ月ほど前には6枚あったのですが、とうとう最後の1枚になってしまいました。 次回入荷は未定です。ラストはレアな白ラベル盤。 お探しの方はこの機会にどうぞ。
そこで、今日は6枚あったときに色々比較してみたことを記事にしてみます。
アサイラム(アトランティック系)に限らず、アメリカの大手レーベルは1つのアルバムでも初回発売時から全米各地の複数のプレス工場(会社)で製造することが少なくありませんでした。
このあたりの話は、ネット上に多くの方が記事にしてみえますので、今回はジュディ・シル盤に限って書きたいと思います。
当店に在庫していた6枚は、5つのバリエーションがありました。(1組は全く同一盤でした。)
まずは、プレス工場の違い、
センター・レーベル下部、赤い囲みの部分が工場(プレス会社)記号です。
それぞれ次の工場で製造されたことを表しています。
PR = Presswell Records Manufacturing Company (Ancora, NJ)
MO = Monarch Record Manufacturing Company (Los Angels, CA)
RI = Philips Recording Company, Inc (Richmond, IN)
Discogsでも、この3工場の盤しか載っていません。(Club Edition盤を除く)
👉 Discogs "JUDEE SILL / Judee Sill" 全てのバージョン
東海岸、西海岸、内陸の3工場、広大なアメリカですので流通コストなどを考えてのことででしょう。
ちなみに、このレコードのいわゆるレコード番号は 「SD-5050」ですが、工場記号の前の数字は「マスターテープ番号」です。
この場合、 「ST-AS-712303」 = 「ステレオ - Asylum - 1971年の2303番」 を表します。(B面は 712304 なのでマスターテープはサイドごとで別々ということ。)
続いて マトリクス末尾記号です。
今回、話をシンプルにするためにマトリクスは A面だけを例にとって進めます。
【参考】 → 当ブログ 『レコードのカッティングとマトリクスのこと。』 (2018年7月31日)
マトリクス末尾というのは、Discogs などで単に字面だけを見て 「Aがあるから AAはレイト・カットだ」などと決められないものだと考えます。
筆跡、文字の濃淡、刻印の場合文字列の並びの揃い方、文字部分の凹凸、各レコード原版の製造工程などを総合的に考えて判断することが必要だと思います。
また、今回の PR(1) が「-A」、プロモ白ラベルのPR(2)が 「-B」であるように、プロモ盤が初回カッティング盤ではない例も多々あるわけです。
したがって 「プロモ盤は音が良い」 という説の根拠たる 「プロモ盤は一般流通盤に先立って製造されたもの」 というのも一概には言えないわけです。
今日は、ちょっとマニアックな話になってしまいました。。。
(追記: 私は当ブログの中で 「マトリクスやマザー番号が若いレコードは音がよい」 とは一言も書いたことはありません。マト1・マザー1起源のスタンパーで3,000枚目にプレスされた個体より、マト5・マザー5とかで最初のほうにプレスされた個体のほうが音の鮮度が高いことは大いにありえます。
3ヵ月ほど前には6枚あったのですが、とうとう最後の1枚になってしまいました。 次回入荷は未定です。ラストはレアな白ラベル盤。 お探しの方はこの機会にどうぞ。
そこで、今日は6枚あったときに色々比較してみたことを記事にしてみます。
アサイラム(アトランティック系)に限らず、アメリカの大手レーベルは1つのアルバムでも初回発売時から全米各地の複数のプレス工場(会社)で製造することが少なくありませんでした。
このあたりの話は、ネット上に多くの方が記事にしてみえますので、今回はジュディ・シル盤に限って書きたいと思います。
当店に在庫していた6枚は、5つのバリエーションがありました。(1組は全く同一盤でした。)
まずは、プレス工場の違い、
センター・レーベル下部、赤い囲みの部分が工場(プレス会社)記号です。
それぞれ次の工場で製造されたことを表しています。
PR = Presswell Records Manufacturing Company (Ancora, NJ)
MO = Monarch Record Manufacturing Company (Los Angels, CA)
RI = Philips Recording Company, Inc (Richmond, IN)
Discogsでも、この3工場の盤しか載っていません。(Club Edition盤を除く)
👉 Discogs "JUDEE SILL / Judee Sill" 全てのバージョン
東海岸、西海岸、内陸の3工場、広大なアメリカですので流通コストなどを考えてのことででしょう。
ちなみに、このレコードのいわゆるレコード番号は 「SD-5050」ですが、工場記号の前の数字は「マスターテープ番号」です。
この場合、 「ST-AS-712303」 = 「ステレオ - Asylum - 1971年の2303番」 を表します。(B面は 712304 なのでマスターテープはサイドごとで別々ということ。)
続いて マトリクス末尾記号です。
今回、話をシンプルにするためにマトリクスは A面だけを例にとって進めます。
【参考】 → 当ブログ 『レコードのカッティングとマトリクスのこと。』 (2018年7月31日)
PR (1) = - A
|
MO (1) = - AA |
---|---|
PR (2) = - B |
MO (2) = DD-RE
|
RI = - AAA-1
|
※ 赤字 は文字が薄いことを表す
※ PR(2) はプロモ白ラベル盤
まず文字の濃淡についてですが、当ブログで以前にも書きましたが、レコード盤面上で 「凹」 であらわれる刻印・文字は、ラッカー盤かメタル・マザー盤の段階で刻まれたものです。
軟らかいラッカー盤に刻まれた文字は深くくっきりとしていて、粘土板に文字を書いた時のように「トメ」の跡が見られます。
一方メタルマザーに刻まれた文字は金属板に鋭利な突起で書かれた感じです。
一方メタルマザーに刻まれた文字は金属板に鋭利な突起で書かれた感じです。
(上掲MO(1)を拡大したもの。左がラッカー盤、右がメタルマザー盤段階で刻まれたと考えられる)
PR(1)、MO(1)、RI の3枚は、「712303-Aまでの部分」 の筆跡は完全に一致しています。(すなわち同一カッティングのラッカー盤起源ということ)
そして、MO(1) は「-AA」、RI は「-AAA」と Aが追加して書いてありますが、追加分は文字が薄くメタルマザー段階で刻まれたものです。
つまり、おそらく PR工場で、
① 1枚の ラッカー盤(音溝は凹)
⇩
② 1枚のメタル・マスター(凸)
⇩
③ 3枚のメタル・マザー(凹)
⇩
② 1枚のメタル・マスター(凸)
⇩
③ 3枚のメタル・マザー(凹)
と製造され、③メタルマザーの段階で、PR工場で使うものは「-A」のまま、MO工場で使うものは Aを一つ追加、RI工場で使うものは Aを二つ追加したということと考えられます。
「-A」「-AA」「-AAA」の3枚のメタルマザーは続けて製作され、1枚目でも3枚目でも原理的に摩耗のない「電鋳」(メッキ工法の一種)によって作られていて音質的に優劣・差異は無いと言えます。
また、A、AA、AAAの順は電鋳複製された順番通りとも限らないので、この3種は全て初回マトリクスであると考えて良いと思います。
また、A、AA、AAAの順は電鋳複製された順番通りとも限らないので、この3種は全て初回マトリクスであると考えて良いと思います。
Aが初回で、AAが2nd、AAAは3rd という経時的な序列という立場は私はとりません。(当然、PR工場のものが初回なので一番良い音だという説にも与しません。)
一方、PR(1)、PR(2) は同一人物の筆跡と思われますが、「-A」、「-B」と違っているので別カッティングです。当然、数字部分の文字の筆致も一致していません。(似ているが二つ目の「3」の違いで明白)
さらに MO(2) はマトも 「D」 と進んでいますし、筆跡も別人かのようにも見えます。 これは明らかに別人による レイト・カッティングでしょう。
マトリクス末尾というのは、Discogs などで単に字面だけを見て 「Aがあるから AAはレイト・カットだ」などと決められないものだと考えます。
筆跡、文字の濃淡、刻印の場合文字列の並びの揃い方、文字部分の凹凸、各レコード原版の製造工程などを総合的に考えて判断することが必要だと思います。
また、今回の PR(1) が「-A」、プロモ白ラベルのPR(2)が 「-B」であるように、プロモ盤が初回カッティング盤ではない例も多々あるわけです。
したがって 「プロモ盤は音が良い」 という説の根拠たる 「プロモ盤は一般流通盤に先立って製造されたもの」 というのも一概には言えないわけです。
今日は、ちょっとマニアックな話になってしまいました。。。
(追記: 私は当ブログの中で 「マトリクスやマザー番号が若いレコードは音がよい」 とは一言も書いたことはありません。マト1・マザー1起源のスタンパーで3,000枚目にプレスされた個体より、マト5・マザー5とかで最初のほうにプレスされた個体のほうが音の鮮度が高いことは大いにありえます。
若番マト、若番マザー等の個体が音質の差以上の高値になっているなど、マト番マザー番だけが一人歩きしている状況は好ましくないと思っています。 もちろんミックス違いとかラウド・カットなどの価値は認めますが、レイター・マト盤や日本盤も含め、お値打ちな価格で良い音の盤を探すというのがレコード集めの楽しみの一つだと思っています。)
それでは、本日も皆様のご来店お待ちしております。
それでは、本日も皆様のご来店お待ちしております。