『村上春樹の100曲』 -中古レコードと村上春樹氏のこと-


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✼  ✼  ✼     13th  July,  2018    ✼  ✼  ✼







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➽ 本日2度目の更新です。








定休日の昨日、久々に本屋に行くと1冊の本が目に留まりました。









 

 

いや、このカバーにやられちゃいました。即、購入。





『村上春樹の100曲』 (編:栗原裕一郎,  立東舎, 2018.6.16刊)







村上氏と言えば、「日本を代表する」中古レコード屋ファン。





なにしろ3日間滞在したストックホルムで、観光もせずに3日とも中古レコード屋に入りびたったほど。






我々中古レコ屋店主はいつか氏がふらりと自分の店を訪れてくれないかと心のどこかで待ち望んでいます。








そこで、今日は村上氏の話題を。









実は私、今風に言えば、"初代" 「ハルキスト」。





大学に入るや、文学青年(モドキ)の友人Kから、今度出た村上の『1973年のピンボール』を読め。





ただし、その前に『風の歌を聴け』を読んでから、と言われるがままに村上ワールドに入っていった18歳の私でした。









そして、小説中に出てくる音楽を、当時流行っていたレンタル・レコード店で借りてはカセットに録音して聴きあさったものでした。(いや懐かしい。)






大学時代に『羊をめぐる冒険』が出て”鼠三部作”が完結。






その後、就職し多忙になったとは言え、彼の著作はやはり気になり手に取っていました。






特に、音楽やレコードについてのエッセイは楽しいものが多く、何度も繰り返し味わったものでした。






1994年の『やがて哀しき外国語』中の、「誰がジャズを殺したのか」とか、2001年の『村上ラヂオ』中の「世界は中古レコード店だ」などなど。









特に前者の後日附記は中古レコ屋好きなら垂涎のエピソードが。






氏がボストン(の隣町)に住んでいた頃。


ある中古レコード店に入ろうとしていると、通りかかった若い男が氏に時間を尋ねたそう。


氏は 「四時十分前だよ(イッツ・テン・トゥ・フォア)」と答えてレコード屋に入る。


そしてなんと 最初に氏の目についたレコードが、実にペッパー・アダムズの"TEN TO FOUR AT 5 SPOT"のぴかぴかのオリジナル盤(十ドル)で、わき目も振らず買ってしまったという話。


(ウーン、原文で読んでいただきたい。。。)









Pepper Adams / 10 to 4 at the 5 Spot
(Riverside 12-265)






こちらが、そのレコードのオリジナル盤です。






リバーサイドでは非常に数が少ない「コーティング・ジャケット」。 再発盤や日本盤とは風格が違います。





このオリジナル盤を知っている人は、村上氏の「ぴかぴかの」という何気ない一語で、なんとも言えない臨場感が味わえるんです。

 



( ちなみにこのレコードのぴかぴかのオリジナル盤は軽く100ドル超です。)









*  *  *






 

氏が90年代に客員研究員として勤めた東海岸NJ州のプリンストン大学(ノーベル賞40人以上を輩出)や、当時講義を行っていたカリフォルニア州立大学バークレー校(同70人以上を輩出・孫正義さんの出身校)なども訪れたりもして立派な「初代ハルキスト」でした。(いや、単にミーハー。)






(こちらがシックで落ち着いたプリンストン大学)

 





(そしてこちらが陽光降り注ぐ開放的なUCバークレー)






さすがに、名門プリンストンやUCバークレーだけあって大学周辺の雰囲気は抜群。(ただその両校周辺の差は、東京の成城と大阪アメ村ぐらいの差ですが。。。)






学生街らしく中古レコード屋もたくさんあって、私も村上氏のペッパー・アダムズほどではないにせよ多くの掘り出し物をゲットした楽しい思い出も。







(村上氏も通ったであろう Princeton Record Exchange)





 
 
(で、その店内)






 
 
(UCバークレー前のTelegraph Ave.にあるRasputin Music)





 
(で、その店内)







*  *  *





 
なお、前述のペッパー・アダムズのエピソードのレコード店は、バークレー(Berkeley )ではなく、ボストンにあるバークリー(Berklee) 音楽院近くの中古店だということでお間違いなく。





おそらく、そのお店はこちら。






(Looney Tunes, 1106 Boilstone St.)
 





この店は、氏が毎日ジョギングしていたチャールズ川の目と鼻の先。




現在はアイスクリーム屋さんになっちゃっています。




この歩道上で村上氏は時間を尋ねられたことになります。




なお歩道を手前方向に100mぐらい行くとBerklee音楽院です。






このLooney TunesのオーナーのPatは超弩級のレコード・コレクター。





村上氏が手にしたペッパー・アダムスも、ちゃんとわかって掘り出し物として出していたはず。







大柄でおちゃめなPat(筆者撮影・掲載許可)






さて、皆さんも冒頭のカバー写真のように週末はレコ掘りに出かけませんか?






もちろん、当店も宜しくお願いいたします!
本に掲載されているレコードも在庫ありますよ。






P.S. 村上氏も名古屋にお越しの際は、ぜひラジオデイズ・レコードへどうぞ。(東急ホテルから東へ徒歩6分です。。。)






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