✼ ✼ ✼ 14th Nov, 2022 ✼ ✼ ✼
11月第2週末の追加品のまとめ(ツイッター既報分)です。
さてその前に。
昨日(日曜日)は『ジャズ11月特選盤』の店頭出しの日でした。
その中の1枚。
George Wallington / At The Bohemia
(米 Progressive PLP-1001)
1956年
私の無人島レコード3枚の内、ジャズのレコードは、
実は Sonny's Cribと最後まで迷った(迷っている)のがこの『At The Bohemia』なのです。
録音は1955年9月。
George Wallington (p) 30歳
Donald Byrd (tp) 22歳
Jackie McLean (as) 24歳
Paul Chambers (b) 20歳
Art Taylor (ds) 26歳
私がこのレコードを最初に買ったのも20代半ばのころ。
若きハードバッパーたちの迸るエネルギーが眩しすぎる一枚です。
演奏は決して上手いとは思えません。
録音も Village Vanguardでのようにはいってません。
同じ55年11月にジャズ・メッセンジャーズが残した録音(Blue Note 1507&1508番)の方が一枚上でしょう。
またいま一枚、ボヘミアの前年 "ハードバップの夜明け" と言うべき54年2月録音の『A Night At Birdland』(Blue Note 1521&1522番 / 10"原盤は 5037〜39番)という "記録"(レコード)があります。
バードランドはクリフォード・ブラウンこそ24歳ですが、ほかは35歳のブレイキー、37歳のカーリー・ラッセル、28歳のドナルドソン、26歳のシルバーらすでに中堅〜ベテランによる吹き込みだったのに対し、ボヘミアは次代を担う精鋭たちが俺たちだってと息巻く。
その青臭さがたまらなく好きなのです。
ただこのボヘミア、南海の楽園(← 私の無人島イメージ)にはいささかギラギラしすぎている。
というわけでSonny's Cribなのです。
私はこのジャケットが撮影された場所をこのアルバム発売のちょうど50年後 2006年に訪れました。
ここ、パリのエトワール凱旋門ではありません。
ニューヨーク、グリニッジ・ヴィレッジ近くワシントン・スクエアという広場の北側にある門です。ここから有名な五番街 Fifth Avenue が始まる起点です。
ジャケット写真はトリミングの加減でごまかされますが、パリの凱旋門に比べると「こんな小っちゃいの?」ってなります。
カフェ・ボヘミアはワシントン広場からは500mほど。
おそらく演奏の翌早朝メンバー揃って出かけて撮影されたのでしょう。
降り立ってみましょう。
※ 現在のCafe Bohemiaは 2019年に当時と同じ場所の地下に復活したものです。
開店して5年、ようやくこのレコードのオリジナル盤を販売することができるようになりました。皆様のおかげです。。。
さて、追加品まとめにまいります。
エリック・タッグ『ランデヴー』
(Pヴァイン PLP-6967)
2020年 国内初版LP
キリング・ジョーク『ファイアー・ダンス』
(ポリドール 28MM0301)
Iancsy Korossy / Jazz Restitutio 1
(ルーマニア Elect ST-EDE-04213)
65年10"原盤の93年 12"LP化。
冒頭ナイト・イン・チュニジアのJohnny Raducanuの強靭なベースに度肝を抜かれる1枚。欧州ピアノ・トリオ第1級盤。
Pink Floyd / The Wall
(英 Harvest SHDW411 / 412)
MAT= 2/3/3/3
Prod. by D.Gilmour ジャケ
ラウンドコーナー・インナー
『The Wall』のオリジナル盤判定についてはこちらをどうぞ。
なお、『The Wall』は日本盤も音が良いとされています。
ジャズのCDも追加しました。オール・ナイスプライス(180円・220円)です。
Luis Gasca / For Those Who Chant
(米 Blue Thumb BTS37)
1972年プレス オリジナル盤
山口冨士夫『Like A Rolling Stone』
(ヴィヴィッド CHOP-1206)
1987年プレス盤
それでは皆様のご来店をお待ちしております。
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