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✼ ✼ ✼ 8th Dec, 2020 ✼ ✼ ✼
12月8日は、ジョン・レノンの命日。
それもちょうど、 40周忌。
いろいろなメディアやツイッターなどのSNSなどでは、ビートルズ・ファンやジョン・レノン・ファンが追悼の意を書いておられることと思います。
ただ、そこは当ブログ。
一般的な追悼の記事ではなく、『 私にとっての 1980年12月8日 』を書いておきたいと思います。
ジョンはこの年の11月に、5年ぶりのアルバム『ダブル・ファンタジー』を出したばかり。
私も、そのアルバムはカセットテープで購入し、何度も聴いていた矢先のことでした。
(私は高校時代からレコードを集めてはいましたが、プレーヤーを買ったのは大学1年のとき。)
➽ その日、
大学受験を目前に控えた高校3年生の私は、
確かに、、、
いつものように中古レコード屋を回っていました。(おいおい。)
➽ ウィキペディアによると、
12月8日、スタジオ作業を終え 22時50分ごろ自宅のあるアパートメント、ダコタ・ハウス(Dakota Apartments)に戻ったところを男に銃撃され、 「 23時過ぎ 」に搬送先の病院で死亡した。
NYのダコタ・ハウスにて(2005年著者撮影)
通りを挟んだ向かい側はセントラル・パーク。
入ってすぐの所にはこんなモニュメントが。
➽ アメリカ東海岸時間の 「12月8日 23時」は、
日本時間では 「12月9日の13時」 になります。
そう。
私の言う「その日」とは、今日12月8日ではなく、12月9日なのです。
➽ 今調べたら、1980年の12月9日は、火曜日。
私は、平日だったその日、たぶん期末試験の最終日か何かで学校が昼までに終わったのか、ここぞとばかりに今池~栄と自転車で回っていました。
で、 栄(池田公園近く)にあった「グラフィティ」という中古レコード店に行き、そこで店主Kさんから「ジョンの訃報」を聞きました。
それを聞いたのは確かにまだ明るいうちだった記憶があるので3時か4時台かというところ。
グラフィティの店主Kさんは、その直前にラジオか何かのニュース速報とかで知ったのだと思います。死から2・3時間後には日本で速報されたということ。
当時18歳の私は、その1年ほど前にはじめてNHK-FMの「軽音楽をあなたに」で、ビートルズのアルバム8タイトルほどを全曲エア・チェック(=つまりカセットテープに録音)してビートルズに出会ったばかりでした。
だから当時、ジョンの死、と言われても、私より年上のファンの皆さんよりも感慨はなかったと思います。
➽ 栄から40分ほど自転車をこいで、家に帰ったら夕刊が届いていました。
普段新聞なんかあまり読まなかった18歳の私でしたが、この日ばかりはすぐさま夕刊を広げました。
そして、なぜだかこの記事が
「自分の人生にとって小さくない出来事」
のように感じたのか、切り抜いて取っていました。
今でも昨日のことのように鮮明に覚えています。
玄関をあがってすぐのところで座り込んでハサミで切り抜いた自分の姿を。
今こうして中古レコード店をさせてもらっていて、こんな取りとめのないブログを書いて、毎日何百人もの方に読んでいただいている。
そこに、こんな風に、「私にとっての 12月9日」という記事を書き、そこに「あの日切り抜いた朝日新聞夕刊」を載せる日が来るとは。。。
「自分の人生にとって小さくない日」か、、、
その前日も、その翌日も当たり前のように何一つ記憶がないことからすると、
それだけでもきっと、
「小さくない日」
だったのでしょう。。。
【 参考 】
※ 12月10日 朝日新聞朝刊
記事の最後の方、「輸入レコードを多く扱っている大須の円盤屋では・・・」と懐かしいお店の名前が。。。
※ 12月10日 中日スポーツ
「惜しい人を失った」って、そんな「上から」で語れる人は誰?
ああ、日本人だと当時この人ぐらいだな。
(写真を拡大すると分かります)