水谷良重&白木秀雄 『真夜中の恋のムード』 (ビクター 1960年)


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✼  ✼  ✼     26th  Oct,  2019    ✼  ✼  ✼





本日の追加盤から紹介いたします。



水谷良重 & 白木秀雄  『真夜中の恋のムード』


(ビクター LV-123  10"LP   1960年)    sold !



このコテコテのムード歌謡風のジャケット。


タイトルもコテコテ。


「こんなのから大した音楽が出てくるわけがない」


と誰もがスルーするでしょう。











水谷良重さんについては、当店ブログ 2018年8月11日でも取り上げていますので、まずはそのときの記事を再掲。








水谷良重 / ATASHI

(フィリップス S-7037 1978年 )


演歌のレコードじゃないですよ~。


昭和の芸能史を彩るまさに「花形スタァ」。

のちに新劇・新派の名女優の母の名「水谷八重子」を襲名。今も現役バリバリです。



お笑い芸人、友近のキャラ「水谷千重子」は八重子のモノマネから始まっているそう。


ジャズ・ファンの皆様は、歌手デビュー曲が「ハッシャ・バイ」、結婚相手が白木秀雄ときては放っておけないでしょう。


私はこの人のちょっとザラッとした「お声」がなんとも言えず好きなんです。


〈中略〉


今回入荷盤の『ATASHI』は、典型的な「大人の」70's昭和歌謡。

2013年にはCD復刻されているそう。(すごい時代です)


紫綬褒章や旭日小綬章を受賞し、1958~61年の4年連続紅白出場歌手でもある彼女の超貴重なサイン入り!


さすがに、そのサインの実にアーティスティックなこと。
頭の後ろから襟元の斜めのラインにかけて黄金比のごとき美しさ。ジャケ写、帯、サイン、黒・白・赤を見事に配色した一服の絵画のようです。

(サインでちょっとプレミアム付けての税込3,500円)




さて、この『ATASHI』に対して、今回入荷の 『真夜中の恋のムード』 は上掲記事中の 「My Funny Valentine」 を含む全編ジャズ・ボーカル作品です。


上掲記事をご覧になったご年配の方が、「ご主人、水谷良重がお好きなら・・・」 といって買取でお持ちいただきました。 こういうのは、やはりコツコツとブログをやっていて良かったと思う瞬間です。




水谷良重 Yoshie Mizutani (vo)
福原彰 Akira Fukuhara (tp)
松本英彦 Hidehiko Matsumoto (ts)
世良譲 Yuzuru Sera (p)
栗田八郎 Hachiro Kurita (b)
白木秀雄 Hideo Shiraki (ds)



しかも、白木秀雄 (1933 - 72) と結婚した 1959年の翌年、水谷 21歳新婚ほやほやの録音。


結婚わずか4年で離婚する二人ですが、この録音時は白木も気持ちのこもったサポート。


そうそうたるクインテットのメンバーたちも新婚さん二人を祝福するような和やかな雰囲気。




(参考: 白木秀雄の作品)




1960年代前半と言えば、アメリカ以外の国々の女性ジャズ・ボーカリストたちが次々と名盤の誉れ高いアルバムを出していく時代です。



1961年には、オランダの リタ・ライス Rita Reis 『Jazz Pictures At An Exhibition』 を発表。
(リタ・ライスも水谷・白木と同じ1959年にピム・ヤコブス(p)と結婚してます。)


1964年には、スウェーデンの モニカ・ゼッターランド Monica Zetterlund が ビル・エヴァンスをバックに 『Waltz For Debby』 を。








これらジャズ・ボーカル・ファン必携の名盤に先立って、わが日本でもそれらに負けないクオリティのアルバムが作られていたのでした。



このアルバムでの水谷さんは日本語と英語のハイブリッドが実に見事。


リタ・ライスやモニカ・ゼッターランドも、それぞれ母国語で歌った録音も多数あるわけですが、水谷さんのように1曲の中で英語&母国語を交えるというのは、当時は他にあまり例をみないこと。


英語の発音もうまく、歌唱力、表現力も素晴らしい。

これで録音時の年齢、わずか21歳。


古来、外来文化をうまく消化吸収して自国文化を形作ってきた日本人ならではの柔軟さが表れた「和ジャズ」 らしい大傑作だと思います。



いや、相当ハードル上げちゃいましたが・・・


まずは、この曲を、


♪ 水谷良重 & 白木秀雄 / You're The Top(1960年)


コール・ポーターの「You're The Top」 ~ 邦題は 「貴方が一番素敵」。

途中、ベースの栗田八郎が「♫ Love letters straight from your heart」 とこれまたジャズ・スタンダード 「Love Letters」 の一節を歌い、水谷も歌詞中 「白木のクインテットは・・・云々」と英語ではさむというたまらないオシャレな一曲。(私には英語の歌詞がよく聞き取れませんでした。。。)




そのほかアルバムの全10曲、すべて素敵です。


♪ 水谷良重 & 白木秀雄 / My Funny Valentine(1960年)


♪ 水谷良重 & 白木秀雄 / I'm In The Mood For Love (1969年)


♪ 水谷良重 & 白木秀雄 / Ain't Misbehavin' (1960年)




このアルバム、2006年にはTHINKレコードからCD化(THCD-23)。そちらには、水谷のデビュー曲「ハッシャ・バイ」と「デビー・クロケットの歌」(ともに1955年)の2曲が追加されています。


なお、上掲の引用記事中の 『ATASHI』 。 当時、1ヶ月ほど店頭に出しておいたのですが買い手は現れず。


ならば、とたまらず自分のものにしちゃいましたが、今回の 『真夜中の恋のムード』 に合わせてもう一度店頭に出してみます。(笑)




それでは、明日も皆様のご来店をお待ちしております。



 

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