神童リー・モーガン 人に還る。 『Delightfulee』


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✼  ✼  ✼    21 st  Apr.  2019    ✼  ✼  ✼
 
 


 ブルーノート 他、ジャズのオリジナル盤・初期盤LPを追加しました。


ジャズの順番はほんとは昨日のブログの予定だったのですが、今日になってしまいました。


まずは ブルーノート。





準オリ、Liberty/UA です。

Sonny Rollins / Vol.2
(LibertyモノラルRVG刻印・9M入り)




そして、その他のレーベル。




何があるかはご来店時のお楽しみ。

実は、昨日ツイッターで告知して一部売れてしまいましたので、売れた分は今日も穴埋めしておきます。




そんな中で今日の一枚。





 


Lee Morgan / Delightfulee

(Blue Note 84243)


50年代 "神童" の名を欲しいままにしたモーガン。

わずか19歳でリーダー作をものし、その後も傑作アルバムを連発。

そんな孤高とも言えた存在が、地上に舞い降りて私たち聴衆に微笑んだ一枚がこれです。



私のモーガンの愛聴盤は当ブログでもすでに書きましたが、

👉 当ブログ 『リー・モーガン派? ドナルド・バード派?』 (2018年9月2日)


実はこの『Delightfulee』も長年、私の休日の午前中の一枚として愛聴してきました。


A面は、カリプソ調の「Ca-Lee-So」にはじまりビートルズ・ナンバー 「Yesterday」までとても親しみやすく、そのまま少し硬派なB面まで一気に聴くと元気もりもりなのです。



♪ Lee Morgan / Yesterday (1966年)



「イエスタディ」 なら誰もが原曲のメロディを知っている曲ですから、ジャズに詳しくない方もアドリブ・パートがはっきりわかります。


「ああ、イエスタディを管楽器で演奏してる」 と思って聴いていると、1分32秒から突然、「これ、イエスタディじゃないじゃん」 となります。 ここからがトランペッターのリー・モーガンの "アドリブ・パート" (ソロ)です。


リー・モーガンはあらかじめ用意された譜面に基づいて演奏しているのではなく "即興" で "今、まさに産み落とした" 新しいメロディを紡いでいるのです。


ジャズは、このアドリブ・パートの出来不出来が命です。

優れたジャズ演奏は、原曲メロディ部分よりもアドリブ部分の方が、ズバリ 「痺れる」 わけです。


リー・モーガンに続いて、 3分05秒からテナーサックスのウェイン・ショーター、4分03秒からピアノのマッコイ・タイナーがソロをとります。

さあ、この曲であなたは誰のソロが気に入りましたでしょうか。



話は戻って、 このアルバム、ジャケットも、50年代の尖ったイメージとは一転、モーガンのジャケットで唯一白い歯を見せてくれてます。



タイトルのLeeをかけた 『DELIGHTFULEE 』 ("楽し気に") もしゃれっ気があっていいですね。











【 本日のその他の追加盤 】
  上記の他、以下の各コーナーにちらほらと追加しました。
 
 [ ジャズ 50・60年代プレス LP]
 [ロック セール品 LP]




それでは、本日も皆様のご来店お待ちしております。



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