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✼ ✼ ✼ 25th Aug, 2022 ✼ ✼ ✼
昨日のブログの「最古の小池盤」(?)。
上・下・背の3辺に痛々しいテープ。
今日は以前に当店ブログで紹介した「ミツワ・ペーパーセメント・ソルベント」(以下ミツワ液)でこのテープを剥がしてみました。
➽ 前回のレンタルシールに比べやや難易度は上がります。
なぜなら、ジャケットにテープ補修が有って、なおかつそれを剥がしたいレコードというのはたいてい50・60年代のヴィンテージ高額盤だからです。
テープも年月を経れば糊が硬化して剥がしにくくなります。(中には硬化しすぎてカリカリになってポロッと剥がれてしまうものもありますが)
➽ まずはシール・テープ剥がしの基本、加熱から。
ドライヤーでたっぷり時間をかけて熱してやります。
数分熱して、また数分間をあけて熱するというのを繰り返すとより効果的です。
古いテープほど熱しても効果は薄い気がしますがなぜだかこれをやらないよりやった方が良い結果が得られます。
➽ さていよいよ液の登場。
まずは「裏面」から始めます。
失敗した場合のリスク回避からでもありますが、
多くの古いA式ジャケットの場合、表ジャケットがツルツルの紙質なのに対し、裏ジャケットはザラ紙で液が染み込み易いからです。
(※ 今回のものはコーティング・ジャケットではないので裏から始めましたが、ラミネートフィルム加工などのコーティング・ジャケットの場合は表側から始めても構いません。)
レンタルシール編でも書きましたが、ミツワ液は揮発しやすいので液を塗った後はラップやビニルなどで抑えて1・2分は待ちます。(これを繰り返すほどよいです)
➽ さてどこからめくり始めるか。
ズバリここです。
A式ジャケットの裏紙は貼り合わせ部分には必ず僅かな段差があるはずです。
ここには液も入り込みやすい。
そこに針をもぐりこませまるのです。
さらにできた隙間からさらに筆先で液を注入してめくりやすくしてやります。
(もちろんテープの浮き部分などが他に有ればそこからでかまいません)
➽ めくり始めのきっかけができたらレンタルシール編同様、液を含ませた筆先で押し進めるようにめくっていきます。
もちろん筆先だけではきつい場合は指で引っ張りながら。
➽ はい。裏面が全部めくれました。
はい。見てお分かりのようにこの段階で既に表面のテープにはめくり始めのための隙間があるわけです。
どこからでもどうぞ状態!
この裏面と表面の隙間から液を染み込ませながら表面を剥がしていきます。
裏を先に剥がしたことによって、表面を爪などでめくろうとして傷めることが避けられます。
液を惜しまず慎重に。
➽ 裏表とも剥がし終えたら液を含ませたカーゼで糊の汚れを拭き取ってやります。
(ティッシュ等だと残っている糊成分によってくっついてビリビリになってしまう、他の布類だと布自体が液を吸い過ぎてもったいないためガーゼの小片が最適です。)
➽ 作業完了です!
今回のものは幸いにもエッジ割れはありませんでしたが、やはりテープが古かったので汚れはあまり落ちませんでした。
コーティング・ジャケットならば表面の糊跡の汚れはもっと容易に落とせるはずです。
さて皆さんもトライしてみませんか。
(ジャケットの紙質・印刷などによってミツワ液では色落ちや変色などが起こる可能性があります。また、テープの糊の質や経過年数によっては剥がすのが困難な場合もありますので、あくまでもケース・バイ・ケース、自己責任にてお願いいたします。)