小池輸入レコード店盤のクラシックLPが入荷しました。 で、『 小池オーディオ一式 』 も !!!

    

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✼  ✼  ✼      13th  Jan,  2022    ✼  ✼  ✼







年始早々に某区A様から、小池輸入レコード店さんで購入されたというクラシックのレコードの買取依頼がありました。





A様は当店徒歩圏内の方。 昨年の初夏ごろ、こんなところにレコード買取の店があるなあと扉を開いていただきました。





以後何回かに分けて「小池盤」を買取でお持ちいただき、いよいよ今回残り全部を買い取ってほしいとのことでした。






➽ その「小池盤クラシック」第一弾。









もちろん全て「あの袋」付き!





※ あの袋って何? その前に小池って何? っていう方はまずはこちらをお読みください。

→ 当店ブログ『小池輸入レコード店のこと。』(2020年6月25日)










A様が小池さんに通いつめたのは70年代後半~80年代にかけてなのでレコードもその頃のもので欧州盤中心で一部US盤です。




クラシックのレコードとしては年代的にもそんなにお値段の張るものではありません。(500円~1000円台)








➽ 買取品レコードに紛れてこんなものも。










当時小池さんが月例で中区役所ホールで開催していたレコード・コンサートのパンフです。












入場無料のこのレコード・コンサートで、毎回100~200名ほどのお客さんの前で小池さんは素晴らしい音質でレコードを「演奏」されました。





そしてそこで聴いたレコードに感動したお客さんが小池輸入レコード店さんを訪れては「あの時かけたレコードを売ってくれ」と相成るのでした。





ただ、そこですんなりお目当てのレコードが買えたかどうか・・・




このあたりの話は長くなりますのでまた今度。








➽ さて、今日のブログ・タイトルにもある「小池オーディオ」のお話に移りましょう。










小池さんはレコードを購入する常連さんのうち「経済力があるな」と見た顧客にオーディオ一式を販売していました。







「うちのレコードをちゃんと鳴らすにはそれなりのオーディオがいる」







当然の論法です。







その人の経済力に合わせてあくまでも「アンプ・スピーカー・プレーヤーのセット」でしつらえておられたようです。






で、A様が今回当店に買取させていただいたのがこちらです。












Luxmanの真空管アンプとDualのプレーヤー。





まあ今なら見る人が見れば「ふーん」となるものです。もちろん小池さんが店頭、中区役所ホールで鳴らしていたものよりグレードはかなり下のものです。





スピーカーはこれ。














こちらは『小池さん謹製』の品。






舶来のユニットに小池さんがおそらく建具屋さんか家具屋さんにオーダーした箱。まあ箱からすれば中型スピーカーです。





決して高価なユニットではありません。





むしろ入門機。 ヤフオクではペア2万円ぐらいのユニット。






実はアンプとプレーヤーはすでに買い手がついています。(当時小池さんでオーディオ一式の購入を勧められたが高額ゆえ断念した方)





ただ、スピーカーは当店店頭の試聴用スピーカーとして採用いたしました。










➽ 私の持論。







「レコ屋の試聴用の店頭オーディオは最低価格の入門機であるべし。さらになるべくノイズを際立てて再生するものが良い」







お客様が店頭で試聴していい音だと思って買って帰って自宅でそれを聴いてガッカリしないようにするべきだと思うんです。




店で試聴したときより自宅で聴いたら、音質がイマイチだった。とか、ノイズが目立ったでは駄目だということです。





だから当店の店頭オーディオはすべて現行機でAmazonで買った最低価格のもの。(全部新品で2万円台の機種です)












スピーカーにいたってはハードオフでペア5000円のもの。















➽ ただ今日からスピーカーだけ「小池さん謹製品」をつないでみました。
















さて、最低価格のアンプ、プレーヤーとの組み合わせでどんな音がするのか。









お気軽に「これ聴かせてください」って試聴をお申し出ください。






もちろん新入荷の小池盤クラシックを聴けばそれはまさに50年前の「小池さんの音」なのです。





(※ 週末などお客様多数の場合は試聴時間・枚数を制限させていただくことがございます。予めご承知願います。)







それでは皆様のご来店をお待ちしております。



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お正月の京都にて。存在しないかもしれない『Byrd in Flight』ステレオVAN GELDER刻印盤のことなど。

    

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✼  ✼  ✼      4th  Jan,  2022   ✼  ✼  ✼






新年2回目のブログ更新です。


(元日のはご挨拶だけなのでちゃんとした記事は最初ですが。)







以前からのブログ読者の方には最近更新が少なくてまともに営業できているのか? やる気がなくなったのか? などと思われている方がみえるかもしれません。。。







2021年の当店は5月の移転、10月の近隣大型店さんのオープンと2度の画期を経て大きく前進することができました。









お客様から見て、






ドアを開けると・・・



平日でもほぼ毎回先客がいる。それも何人かいる。

週末はちょいちぃい7・8人いる。




(昨日の店内)




30分滞在していると・・・



たいてい2~4人は会計する。

会計せずに手ぶらで出て行く人はほぼいない。

しかもみんな数枚ずつ会計している。





私も42年間中古レコ屋回りを趣味としている人間ですが、スタッフを使ってやっている中・大型店ならともかく、おっさんが一人でやってる中古レコ屋としては稀有な例だと思います。
(後述の1店を除いて。。。)







ブログ更新が減った弁解になりますが、


必然的に私は多忙になり(特に商品化作業のペースアップ)ブログを書いている時間がなくなっているのです。






忙しくも喜びの毎日です。


本当にお客様お一人お一人に深く感謝いたしております。









➽ さて、今日は「商用」で関西某所に行って来ました。




お正月なので京都に立ち寄って広隆寺さんと1軒だけレコ屋さんに寄ってきました。













こちらは太秦広隆寺さんの御守り。





京都で最古(!)のお寺さん。





ご存知  「弥勒菩薩半跏思惟像」 さま。











数多あるわが国の国宝のなんと「第1号」です。






静謐荘厳なる霊宝殿に安置される像の真ん前で上掲の御守りは浄財を納めていただくことができます。






数年前にいただいた御守りの返納でようやく今回ようやくお参りすることができました。










➽ さて、







皆さん気がかりな私が1軒だけ立ち寄ったレコード屋さんとは。






当ブログの愛読者さんなら察しがつくでしょう。












Workshop Records さん。




上述  赤い文字の稀有な1店です。







今日は時間もなかったので2枚だけ購入させていただきました。







Donald Btrd 『Byrd In Flight』は青ベタ「 ♪ 」ラベル。 





このタイトルのステレオVAN GELDERカッティングは無いとされていますが、私はかつてこのステレオ青ベタでVAN GELDER刻印入りの盤を売却してしまった「記憶」があるのです。モノラル・オリジナル盤を手に入れてホイホイと手放してしまいました。





まだコレクター駆け出しの頃でもあり単なる「記憶違い」かも知れません。





これの青ベタを見るたびにドキッとして送り溝を確認していますが20年以上出会っていません。




単なる思い違いで存在しないものを探し続けているのかもしれません。






それもロマンだと思って夢を追いかけています。





今回 Workshopさんで見つけたのももちろんVANGEL無し。





それでもシュリンク付き極美品でリーズナブルなお値段だったので買わせていただきました。今回は本当にVANGEL盤が見つかるまで手放すつもりはございません。






➽ 画像のもう一枚は B級名盤 ヴォヤージャー『ハーフウェイ・ホテル』Voyager / Half way Hotel の国内盤。




あらためてUK盤と聴き比べたくて購入させていただきました。







帯なしジャケットやや難ありで400円!!!




お手本のような「これぞナイスプライス」。








レコ買いの醍醐味ですな。






時期的にもいいカッティングだと直感してます。






甘い楽曲と日本盤特有の音色が合ってるんじゃないかな?






こういうのは買ってきたその日にすぐ聴くのでなく2・3日寝かせてから聴くのが通人というもの。






極上のワインを開ける前に眺めて楽しむような。(極上のワインなんて飲んだことないですが・・・)









まあ、レコードの楽しみ方は十人十色ということで・・・(笑)








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