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✼ ✼ ✼ 16th Mar, 2021 ✼ ✼ ✼
コツコツと商品化作業の火曜日。
今日の追加品からの紹介は、
➽ ブラック・ジャズ !!!
70年代の国内初発盤6タイトルです。
いずれも白ラベル見本盤。
ジーン・ラッセル『ニュー・ディレクション』
(OPL-2001)
ウォルター・ビショップ JR『コーラル・キーズ』
(OPL-2002)
ダグ・カーン『インファント・アイズ』
(OPL-2003)
ルドルフ・ジョンソン『スプリング・レイン』
(OPL-2004)
カルビン・キーズ『ショーン・ニーク』
(OPL-2005)
チェスター・トンプソン『パワーハウス』
(OPL-2006)
東のストラタ・イースト、西のブラック・ジャズ。
ともに1971年にレーベル第1作が出る70年代フリー・スピリチュアル・ジャズの名門です。
リットーミュージック社刊『スピリチュアル・ジャズ』
ブラックジャズは1971年~75年のわずか5年間に20枚のアルバムを残したのみ。
黒い枠にモノクロのミュージシャンの写真という統一感のあるジャケット、ブラック・ジャズというストレートなネーミング、よりドス黒い音楽性とそのインパクトはストラタ・イースト以上だと思います。
今をときめくストラタもそうですが、米国オリジナル盤以上に数が少ないのではないかと思える国内初発盤。(そのため世界市場でもこの国内初回盤は米オリジナル盤とあまり変わらない価格で取引されています。)
当時のスイング・ジャーナルを見ても新譜紹介などの扱いはとても小さい。
特にこのブラック・ジャズは国内盤発売元が東宝レコードということもあって広告すら見当たらない。売れたのは数千の単位なのでは。。。
そのためたまに市場に現れてもたいていが見本盤。
70年代前半のこの手の国内盤が時に物凄い音を出してくれることをご存じの方なら想像通りの音質に痺れることでしょう。
独特の風合いのザラ紙ジャケットも存在感を高めてくれます。
今年2021年になってもアメリカでは Real Gone Music、日本でも P-ヴァインから相次いでアナログ再発が出ています。
ストラタやブラックジャズが90年代に一躍脚光を浴び、それが一過性のものに終わらず年を追うごとに評価を高めていったことを思うと、真に革新的な音楽というのは聴衆が追いつくのに数十年単位でかかるものだと思わされます。
それでは皆様のご来店をお待ちしております。