✼ ✼ ✼ 25th June, 2020 ✼ ✼ ✼
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ロック・ソウル・ジャズのオリジナル盤・初期盤LPを追加しました。
通常の追加案内を再開いたします。
各ジャンルから4枚をご紹介。
4枚以外にも 同系統の追加も入っていますので楽しみにご来店下さい。
ロックはいずれもUKオリジナル盤、
EL&P / Pictures At An Exhibition
(英Island 黒/ピンクi -1U/-1U)
ワン・オーナー 極美品
King Crimson / Starless And Bible Black
(英Island ピンクリム -2M/-3M)
ワン・オーナー 極美品
Wings / Venus And Mars
(英Capitol -1U/-1U)
インナー、ポスター×2、ステッカー×1
ワン・オーナー 極美品
Eric Clapton / 461 Ocean Boulebard
(英 RSO -1/-1)
ワン・オーナー 極美品
ソウルはお手頃価格帯、
Street Corner Symphony / Harmony Grits
(米Bang オリジナル盤)
Johnnie Taylor / Rare Stamps
(米Stax オリジナル盤)
Five Blind Boys / Precious Memories
(米MCA 2ndプレス)
The Chambers Brothers / Unbonded
(米Avco オリジナル盤)
ジャズはRVG・Van Gelder刻印入り盤、
Wayne Shorter / Night Dreamer
(米Blue Note 青白♪)
Herbie Hancock / Empyrean Isles
(米Blue Note 青黒♪)
John Coltrane / Village Vanguard
(米Impulse オレンジABC-PARAMOUNT)
Joun Coltrane / Village Vanguard Again
(米Impulse オレンジABC-PARAMOUNT)
➽ さて、写真の最上段の4枚をよくご覧いただくと
「小池盤」 という付箋が貼ってあります。
他にも店頭のジャズ・コーナーを中心に「小池盤」がたくさんあります。
小池盤の付箋が付いたものは 「
小池輸入レコード店での購入盤」 と当店が認定したものということです。
小池輸入レコード店さん(以下、小池さん)は、当店から東へ50mほど、雲竜・フレックスビル東隣にあった老舗輸入盤店です。
1950年代後半~80年代前半まで営業され、私より少し年上の名古屋のレコード・ファンの方々にはさぞや思い出深いお店でしょう。
➽ 私が小池さんを訪れたのは、高校1年生のとき(1978年)に学生服を着て。
ガラス越しに中をうかがっていると、中にいたご主人が入っておいでと手招き。
店内のレコードはそんなにたくさんは無かった記憶があります。
「どんな音楽を聴くんだい?」 「レコードは何枚持っているんだい?」 みたいなやりとりがあって、結局、「大人になってお金に余裕ができたらまたおいで。」 ということで、レコードは売ってもらえませんでした。
そしてそれ以後、私は小池さんの扉を開くことはありませんでした。
後から知ったことですが、この店頭での「一次面接」をクリアした人だけが奥の部屋に通され、そこで、ご主人から長々とレコードについての話をしていただき、購入に至るというシステムなのでした。
私は、一次面接不合格だったわけですが、今思えば、レコードなんかにあまりのめり込まず、勉強しなさいというご差配だったと感謝しています。
➽ 閉店して40年近くにもなりますが、現在も看板は出ています。
(2020年6月25日撮影)
「小池輸入レコード」 とネット検索すると、実に興味深い「都市伝説」 がたくさん出てきます。
簡単に言うと、
小池さんで売っているレコードは「特別に製造されたもの」で、一般市場に出回っているものとは違い素晴らしい音がする
というものです。
→ Google検索結果 「小池輸入 レコード」
今でも時折ヤフオクなどに 「小池輸入レコード店盤」などと銘打った出品があり、通常より落札価格が跳ね上がったりすることがあるほどです。
たしかに今聴いても、小池さんの盤はとても良い音がするものが多いというのが正直なところです。お客様と試聴してみても皆さま表情がパッと変わりるほど。
小池さんで売っていたお値段も結構高くて、当時名古屋で一番多く輸入盤を売っていた伏見のヤマハのレコード店の2倍から3倍ぐらいしていたそうです。
それでも、ネット情報のある今と違って音の良いレコードを試聴して買えるということで、授業料・情報料だと思って皆さん購入していたようです。
当時小池さんで購入しておられたご年配のいろいろな方に伺った話を総合すると、実際には、「特別に製造されたもの」ではなく、小池さんのご主人がその素晴らしい耳と装置で試聴して「良い音」と思ったものを10枚とか20枚とか仕入れて、それらを店の装置で顧客に試聴してもらい勧めて販売していたのだということのようです。
小池さんのご主人はすでに故人ですが、経緯はどうあれしっかりした耳と装置でよい音のレコードを選別し、名古屋のレコード・ファンに頒布していたわけで、その熱意と努力には頭が下がります。
➽ さて、店頭の「小池盤」という付箋を見て、「どうしてそう言えるのか」 と質問される方が時々みえます。
目印があるわけでもないのでもっともな疑問です。
私が「小池盤」と認定するのは、
(1) 当時、小池さんで購入した方のワン・オーナー品
(2) 当時、小池さんで販売していたタイトル・プレスであること
(3) ある程度の枚数をまとめて持ってこられた場合
(4) 買取に持ってみえた方のお話の内容
などを総合してです。
(2)については、小池さんのご主人のお眼鏡にかなわない盤は扱っていなかったからです。
また、ジャズやロックはある程度扱っていた年代に偏りがありました。
たとえば『サキソフォン・コロッサス』は70年代にはドイツのBellaphon盤を選んでいました。
また、ビートルズのUK盤は70年代に入ってから仕入れ始めたようで、『Let It Be』は初回プレスだが、『ホワイト・アルバム』や『SGT』は2ndプレス期に当たるものを販売していたようです。
それから、もう一つ大事な判定要素が。。。
それは、買取でお持ちいただくレコードが入っている 「袋」 です。
当時、小池さんではLPを横向きに入れると 2cm ほど右のほうが余るぐらいの大きめの独特の質感のビニル袋に入れて販売していて、購入者もその袋のまま持ち帰ったのです。
この袋が付いたままお持ちいただいた盤は、ぐっと信憑性が高まります。
ある日、当時小池さんでたくさんレコードを購入されていたある年配のお客さまにこの袋をお見せしたところ、
「間違いない。小池さんの袋だ。うちにもまだ何枚か残っている。そこにある袋、捨てるのなら全部譲ってくれ」
と。
以来、当店では基本的に「小池盤」はこの袋に入れたまま販売しています。
最後に、当店は小池盤だからといって、通常の相場より高い値付けはしていませんのでご安心ください。
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おかげさまで今日現在、部門 第 1位 です。