名古屋・愛知~レコード全ジャンル買取中 !
買取ご案内は①~③をクリック願います。
👉【① 名古屋・愛知県の 無料出張買取】
👉【② 店頭買取(お車OK ! 隣接🄿あり) 】
👉【③ 全国より「宅配便買取」】
買取ご案内は①~③をクリック願います。
👉【① 名古屋・愛知県の 無料出張買取】
👉【② 店頭買取(お車OK ! 隣接🄿あり) 】
👉【③ 全国より「宅配便買取」】
✼ ✼ ✼ 1st Dec, 2020 ✼ ✼ ✼
今日 12月1日は、ユーミンのニューアルバム『深海の街』のリリース日。
4年ぶり 39作目のスタジオ・オリジナルアルバムだそうです。
中古レコード店である当店には、もちろん入荷はございません(笑)
➽ というわけで、ユーミンの 7" シングル盤をちょこっと追加しました。
➽ で、そんな中に、、、
「あの日にかえりたい」が3枚。
左: Express / 東芝EMI ETP-20174
(1975年発売 B面「少しだけ片想い」)
中: アルファ ALR-709
(1979年発売 B面「翳りゆく部屋」)
右: アルファ ALR-752
(1980年発売 B面「卒業写真」)
ちなみに東芝盤はジャケット左上に「TBS-TVドラマ 家庭の秘密 主題歌」と書いてないものが初回仕様なので、「あの日にかえりたい」は4種類あることになります。
同じ曲 何枚もいらんわ。
ところがそこがレコード。3枚すべて別カッティング、当然に音が違うわけです。
0と1の数字の羅列で音が記録されていて、その数字列さえ変えなければ(つまりリマスタリングされなければ)何度再発されても音は変わらない CDと違うところです。
マスターテープに磁気信号によって記録された 「 ”原初の" あの日にかえりたい」は、レコードとして再発売されるたびに、プレスの元になる "円盤状の金型" の製作が必要になります。
この金型を新たに起こすことを「カッティング」といいます。
テープに記録された磁気信号を、物理的な「ギザギザの山」に変えるわけですが、これは機械に任せておけば誰がやっても同じ音に仕上がるというものではないのです。(RIAAイコライジング通りに切るだけというものではないそう。)
カッティングが違えば音は必ず違います。ほとんど違いを感じない場合もあるし『全く別物!』と眼を剥くことも。
もちろん、LP収録バージョンとシングル盤も別のカッティングですので、同じ曲(同じマスターテープから)でも、LPの音とシングル盤の音は違うということになります。
シングルは意図的に音を変えてある場合も少なくありません。
と言うか、ユーザーが、アルバムの流れの中で聴くその1曲と、シングル盤としてわざわざその1曲を聴くためにターンテーブルに乗せるのでは、
「同じである方がオカシイ」
と言ってもいいほど。
シングル盤の方が音圧が高く鮮烈な音の場合が少なくなくシングル盤コレクターが存在する所以です。
※ シングル盤は45回転だから33回転のLPより音が良いと言う人がいますが、
17cm x 3.14 x 45/60sec = 40cm/sec
30cm x 3.14 x 33/60sec = 52cm/sec
最外周部で1秒間に針が進む長さで比較すると一概にそうは言えません。LP後半に収録されているとシングル盤が有利ですが。
➽ 今回の3枚、音溝の幅を測ると、
ETP-20174 2.75cm
ALR-709 2.35cm
ALR-752 2.80cm
一番幅の狭い ALR-709よりも ALR-752は 約 20%も広いことになります。
同じ演奏時間で総幅が広いということは、音溝と音溝の間の部分の幅が広いということ。
幅が広いほど隣の音溝の干渉を気にしなくてよくなるので特に低域を大きめにカッティングできるなど有利になります。
逆に、音溝の総幅が広いとレコード盤のより内周部まで音を刻むことになります。
レコード盤の内周部ほど曲率半径(いわゆる「R」)が小さくなり、針先がトレースするカーブが急になるため音楽再生上は不利な要素となります。
どのような音色、音量に仕上げるかということ以外にも、カッティング技師はこういうことも気にしながらカッティングするわけです。
3枚の「あの日にかえりたい」。
もちろんお客様と一緒に聴き比べてみました。
店のチープなオーディオでも違いがはっきり分かりました。
どれがいいか? って。
毎度のことですが、良し悪しはオーディオ装置や聴く人の耳によっても変わるもの。
3枚買っても 1,000円ちょっと。
それでも贅沢かなぁ。。。
B面はみんな違う曲ですので、今回は「楽」ですよ(笑)
それでは皆様のご来店をお待ちしております。